熊本の農畜産物

「やまが和栗」の出荷開始 JA鹿本

2024.09.01
選果される栗

 県内有数の栗産地であるJA鹿本で集荷が始まっている。9月下旬をピークに10月中旬まで、主に中部・九州へ出荷する。2024年度は総出荷量305トンを目指す。9月中旬から、JAオンラインストアでも栗を販売する予定だ。

 8月下旬、生産者40人が早生「丹沢」336キロを山鹿市のJA菊鹿選果場に持ち込み、作業員らが丁寧に選果した。水選機などを活用し、実が詰まった良質な栗を選別、出荷するよう努めている。

 JA営農指導課の村上奨さんは「24年産は着果が少なかったが、品質は良好で出荷も順調だ。今後も『やまが和栗』の認知度向上を目指し、部会一丸となって高品質生産に努めたい」と話した。

 JAクリ部会は532人、550ヘクタールで「丹沢」「杉光」「筑波」「銀寄」「利平」などを栽培する。