JA阿蘇中部地区管内では、9月上旬から2024年産米の収穫が始まった。管内では約4360ヘクタールで水稲を栽培。産地と消費地の結びつきを強化し、安全・安心な阿蘇産米を確立することを目的に米作りの指導を行ってきた。
阿蘇市の井野博貴さん(42)は、主食米を7ヘクタールと発酵粗飼料(WCS)用稲5ヘクタール栽培。5日から稲刈りを行い、施肥設計や雑草防除に注力し管理してきた。イネカメムシやウンカによる被害や台風10号による影響も少なく、例年並みの収穫量となった。
井野さんは「こだわった栽培管理の結果が実を結び、安定した収穫量になり安堵(あんど)している」と話した。