JA熊本うき管内で、2024年産キュウリの出荷が本格的に始まった。JA熊本経済連「第二園芸集送センター」では連日約300ケース(1ケース5キロ)を地元や中国地方へ出荷している。
市場のニーズに応え、今年産は8月下旬から徐々に出荷が始まった。生産者は耐候性ハウスの増設や定植期を分散させることで前進出荷に対応し、選ばれる産地を目指す。
JA胡瓜(きゅうり)専門部会は、土壌分析を活用した土づくりや天敵利用による害虫防除などの総合的病害虫・雑草管理(IPM)、台木栽培の試験などに取り組む。生産コスト削減と早期からの安定出荷に努める。
宇土市でキュウリ30アールを栽培する郷龍哉さんは「心配した台風10号の被害もなく、栽培は順調に進んでいる。10アール当たり収増を目指し、管理作業に励みたい」と笑顔を見せた。