JA熊本うき管内で2024年産ミニトマトの出荷が始まった。JA熊本経済連「第二園芸集送センター」では9月中旬、約143ケース(1ケース3キロ)を出荷。猛暑で厳しい栽培環境が続いているが、無事に出荷を迎えた。JAは時期ごとの着色設定の順守や目ならし指導、生産者による一次選別の徹底で品質を重視した安定出荷を目指す。
秋と春のピーク時には、日量約6000ケースまで増え、25年6月まで総出荷量約2210トンを見込む。プライベートブランド「恋べに」は高糖度品として、引き続き有利販売に取り組む。JAは県内有数のミニトマト産地。23年産は134戸が34ヘクタールで栽培している。
営農指導部園芸一課の西島大詞さんは出荷前の作業員向けの目ならし会で「出荷ピーク期に選果がスムーズに進むよう、今から基準を順守して選果してほしい。シーズンを通して、高品質なミニトマトの安定出荷に努めたい」と話した。