JA鹿本女性部鹿本町支部は18日、JA鹿本町支所で防災教室を開いた。多発する自然災害に備えようと、講師に防災士で食育防災アドバイザーも兼ねる芹川恵さんを迎え、ビニール袋を使った防災食作りを学んだ。部員ら約15人が出席した。
講座では塩昆布と梅ご飯、ポテトチップスを入れたオムレツ、切り干し大根のゆかりあえ、ホットケーキミックスに野菜やウインナーソーセージなどを加えたピザ風蒸しパンなど、身近にある材料を使った料理を作った。ビニール袋に材料を入れ、そのまま蒸すだけの簡単な調理に、参加者は「切り干し大根は手間がかかるイメージだったが、ビニール袋と鍋ひとつで簡単に出来て驚いた。味もよくおいしかった」と話した。
芹川さんは「災害の危険度は同じ地域でも場所によって違いがある。日頃から移動の手段や連絡方法など家族と話し合っておくことが大切。避難所での生活に備え、自分が必要とするもの、貸し借りができない薬や入れ歯など事前に準備する必要がある」と話した。