全国有数のカスミソウ産地であるJA熊本うき管内で9月中旬から、宿根カスミソウの出荷が始まった。2025年6月まで全国各地へ向け、総出荷量7万1500ケース(約715万本)、販売金額約6億円を計画する。
JA管内のカスミソウ生産者は44戸で、作付面積は約14・6ヘクタール。24年産は高温による影響が心配されているが、生産者は水管理を徹底するなどして対策。問題なく生育が進むように努めている。
カスミソウを出荷する同JA花倶楽部(くらぶ)では常に安定した出荷量が確保できるように部会員同士で協力。切れ目のない出荷は市場からの評価も高い。
部会では今後年末や母の日の需要期に合わせての目ならし会や現地検討会を予定し、部会全体での品質管理を徹底する。
JA西営農センター花集荷場の際田賢二さんは「責任ある産地として数量を落とすことなく安定した出荷に努めていきたい」と話す。