天草市倉岳地区のJAあまくさ棚底青壮年部は10月上旬、同市立倉岳小学校1年生と5年生17人に稲刈りを指導した。同部は田植えから稲刈りまで指導することで未来を担う子どもたちに地域農業の大切さを伝えている。食育活動として10年以上続けている。児童らは田んぼで「くまさんの輝き」を鎌で刈り取った。また、部員が稲をバインダーで刈り取り、手作業との違いを見せた。
同部の鳴川重利部長は「子どもたちが生き生きと作業する姿に元気をもらえる。自分たちの住む町の自然や農業に誇りを持ってほしい」と話した。
収穫した米は11月に、児童らが家庭科の授業でおにぎりを作り、食農体験でお世話になった地域の方へ振る舞う予定。