JA熊本うき海東出張所前倉庫で2日、早生ポンカンの選果が始まった。歳暮の贈答用に、年の瀬まで九州中心に総出荷量30トンを計画する。
小川ポンカン部会では、宇城市小川町海東地区の生産者4戸が約1・6ヘクタールで栽培する。2024年産は猛暑で日焼け果が見られ、収量は例年より減る見込みだが、酸切れ良く上々の果実内容だ。
収穫したポンカンは、JAの貯蔵庫で約5日間かけて追熟させる。共同選果で品質をチェックし、各自宅で箱詰めして出荷する。
40年以上の歴史を持つ同部会だが、近年では生産者が減少。同地区の農家が作業を手伝うなど、地域が一体となって協力し合い伝統ある栽培を続ける。