JA菊池ゴボウ部会で、「菊池水田ごぼう」の冬物の出荷が始まった。出荷本番前の11月下旬、菊池市で出荷査定会を開き、出荷規格や出荷日程を確認した。初出荷は2日。300~400ケース(1ケース2キロ)を関東と関西へ出荷した。部会では年末年始の需要期に向けて収穫を進める。
冬ゴボウ出荷者は74戸で、栽培面積は87ヘクタール。12月の最盛期には日量4000~5000ケースを関東、中京、関西、九州一円に届ける。出荷は年内に175トンを見込み、3月中旬まで続く。
上野洋一部会長は「播種(はしゅ)期の高温干ばつで生育が遅れ、初出荷が1週間ほど遅れた。小ぶりだが品質は良い。環境は厳しいが、部会員一丸で頑張りたい」と述べた。
営農部販売担当の石原誓志郎さんは「年末年始の商材として『菊池水田ごぼう』を手に取ってもらえるよう、生産者と市場をつないでいきたい」と語る。