JA鹿本苺(いちご)部会は11月29日、山鹿市の同JA本所で2024年産イチゴ出荷大会を開いた。同JAでは12月4日時点で日量約3500パック(1パック260グラム)を出荷。16日からパックセンターも稼働する予定で、出荷は日量6000パック超となる見込み。
大会には部会員をはじめ行政、市場関係者など約40人が出席し、安定供給と高品質出荷に向けて意識を高めた。同部会の稗嶋千明部会長は「例年にない高温乾燥の影響を受けたが、部会員の努力により無事に収穫を迎えられた。長期にわたっての出荷となるが、しっかり生産管理を行っていこう」とあいさつした。
24年産イチゴは味、大きさともに良好。主に県内・関東・中部方面へ出荷し、総出荷数量300トン、販売金額3億4000万円を目指す。
JA園芸特産指導課の松本拓也さんは「年内はイチゴの供給量が少ないため、安定した量を出荷できるよう徹底した栽培管理に努めてほしい」と話した。