JA熊本市東部ピーマン部会は11月から「エースピーマン」の個選箱出荷を始めた。11月下旬、コンテナ出荷も始まり、東部支店には67コンテナ(1コンテナ約15キロ)が持ち込まれた。出荷は来年5月に最盛期を迎え、7月上旬まで続く。総出荷量285トン、販売金額1億4000万円を目指す。
2024年産は猛暑で、花落ちが発生したことから生育に遅れが見られた。病害虫の被害は少なく品質は上々な仕上がりだ。
県内で唯一エースピーマンを栽培する部会は、12人が2・8ヘクタールで作付けする。全部会員が農薬を減らすため天敵を導入し、品質向上に努める。
営農指導員は「順調な出荷スタートを切れた。適期防除を徹底し、安定した収量を確保しながら有利販売につなげたい」と話した。