県内有数のダイコン産地・JA阿蘇小国郷管内で、秋冬ダイコンの出荷最盛期を迎えた。連日15トンを、主に福岡・熊本・長崎へ出荷する。
2024年度産は、生育にばらつきが若干あったが、適度な雨で出荷は順調。秀品の2L・L中心で品質は良好だ。秋冬ダイコンは、甘味が強くみずみずしい。大根おろしやスティックサラダでそのままの味を味わえる。
JA阿蘇小国郷大根部会の高村隆さんは、省力化に繋がる機械の購入やコスト削減に向けてマルチ栽培をできるだけ行わず、露地まきにする工夫を行う。「日本の食を支えているというプライドを持ち、安全・安心なダイコンを作り続けたい」と高村さん。
部会は生産者12戸、作付面積50ヘクタール。主な品種は「秋の翼」。12月下旬まで出荷が続く。