菊陽町と大津町で、秋冬ニンジンが出荷本番を迎えた。品種は「愛紅」「ゆうべに」「TCH―711」が中心。県内や関西、中国方面へ出荷する。3750トンの出荷を見込む。
出荷が始まった11月下旬、共選で出荷するJA菊池人参(にんじん)部会菊陽支部は、市場との販売会議を開いた。個別選果で出荷する同部会大津支部は、市場を交え目慣らし会を開いた。
今村将吾副部会長は「播種(はしゅ)期の高温干ばつによる水不足や、台風による強風などで、ニンジン栽培にも大変難しい年となった。品質は良いが小ぶり傾向だ。今後の生育を見ながらしっかり出荷していきたい」と意気込みを話した。
南営農センターの岩木憲一センター長は「播種期の天候不順で出荷が2週間ほど遅れた。天候が回復してきたので適期収穫に努め、市場と情報交換を密に行い、要望に応えていきたい」と話した。
出荷は3月下旬まで。部会員60人で作付面積は125ヘクタール。