熊本県内トップクラスの干し柿産地・JA熊本うき管内の下東地区で、自然乾燥による干し柿の出荷が本格化した。
夏から続く暑さで渋柿の収量が少なく、例年より生産量が減る見込み。12月上旬、美里町の下東営農センターで目ならし会を開き、出荷規格を確認した。
出荷は10月中旬から始まり、12月下旬以降に最盛期を迎える。2月下旬まで総出荷量約8万パック(1パック6個入り)を目指す。
JAが出荷する干し柿は、中身のとろけるような食感に加え、濃厚な甘みが特徴。九州を中心に関東や関西にも出荷する。
同センターの江口平さんは「全国的に干し柿の量が少なく、安定した出荷ができれば高単価を実現できる。規格を順守した出荷に努めてほしい」と話す。