JA熊本うきはイチゴ出荷の本格化を受け、北営農センター(下北、熊本市南区)にあるいちごパッケージセンターを稼働した。パック詰めやフィルム包装を担う。生産者の労力軽減に努め安定出荷へつなげる。5月中旬まで、ピーク時は日量約6000パック(1パック250グラム)を予定する。
稼働初日、32人が作業の流れや出荷規格を確認し、約1500パック分を作業した。センター内は室温もイチゴに影響がない温度に設定。隣接するイチゴ集出荷貯蔵施設で、管内のイチゴを集約し一元的に出荷する。
JAいちご専門部会の松永透部会長は「センターの稼働で負担が減り、生産者には不可欠な施設だ。猛暑で出荷が遅れているが、収量を増やせるように努めたい」と話した。
部会では、44戸が9・3ヘクタールで「恋のぞみ(品種名・恋みのり)」を栽培する。