県内一のセロリ生産地・JA鹿本で12月上旬、出荷が始まった。猛暑で昨年より2週間ほど遅れた。3月下旬まで主に熊本、広島、関東へ出荷し、総出荷量は1万2600ケース(約126トン)を見込む。収穫に汗を流す熊本市北区植木町の清田敏博さん(75)は「サラダや酢漬け、炒め物や天ぷらにしてもおいしい」と話した。
JAセルリー部会は出荷初日、同町のJA南部選果場で目ならし会を開き、出荷基準を確認した。部会は14戸で224アールを栽培。講習会や先輩農家による「アドバイザー巡回」などを積極的に行い、部会を上げ高品質生産に努める。
営農指導課の佛田真生さんは「例年よりやや小株ながら味・香りは上々。ぜひ一度手に取って欲しい」と話した。