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糖蜜のイチゴ出番 JA菊池

2024.12.27
丁寧な箱詰め作業を実演する渡辺さん㊧

 JA菊池イチゴ部会が食味を重視して作り上げたイチゴ「糖蜜使用のこだわりいちご」の出荷が始まった。品種は「ひのしずく」で、完全着色した30グラム以上の大玉イチゴだけを選別。イチゴはフルーツキャップで1粒ずつ包み、専用の黒色の箱に詰めている。

 同部会は12月中旬、菊池市のJA北営農センターで出荷目ならし会を開き、出荷規格や基準を確認した。同部会の渡辺沙織さんが箱詰めまでの作業を実演し、部会員のブランド化に対する意識を高めた。

 渡辺さんは「箱詰めは夫とダブルチェックを行い、花びらが付いていたら1粒1粒ピンセットで取り除く。果実に傷が付かないよう慎重に作業している。おいしくて見た目にもこだわったイチゴ。消費者に喜んでもらえたらうれしい」と話した。

 関東、関西地方の大手デパートの店頭に贈答用として並ぶ他、香港、台湾にも輸出する。JAタウンでも販売を予定している。