JA菊池ゴボウ部会は12月中旬、名古屋市中央卸売市場からセントライ青果の市場担当者を迎え、「菊池水田ごぼう」の冬ゴボウの収穫体験を行った。体験会は同社からの要望で開かれた。
収穫は菊池市の上野洋一部会長の圃場(ほじょう)で行われた。参加者らは専用の機械で掘り上げられたゴボウを一本一本丁寧に泥を落として束ねた。洗いや箱詰めなども見学し、収穫から出荷までの一連の流れを確認した。
参加した佐藤友彦さんは「手間がかかる大変な作業だと実感した。菊池水田ごぼうの価値を再確認できた」と話した。
JA販売担当の石原誓志郎さんは「部会員の努力やゴボウに対する思いを知ってもらういい機会となった。今後も継続して市場との関係を築き、有利販売につなげたい」と力を込めた。
同部会では、冬ゴボウが12月から旬を迎え、日量2000~3000ケース(1ケース2キロ)を出荷している。関東・中京・関西方面を中心に出荷され、3月下旬まで700トンの出荷を予定する。