熊本県美里町の特産・美里カボチャの出荷がピークを迎えた。出荷は20日まで続く。関東を中心に総出荷量約4000ケース(1ケース10キロ)を目指す。
今シーズンは猛暑で一部、花飛びなども見られ厳しい栽培環境が続いた。だが、生産者の管理作業によって例年並みの高い糖度のカボチャに仕上がった。JA熊本うきは検査を徹底し、等階級を遵守した出荷に努める。
1月上旬、年明け後の初出荷では、宇城市豊野町のJA東営農センターで約1100ケースを出荷した。
美里カボチャは町内の生産者23戸が約4ヘクタールで栽培する。品種は「くりゆたか」。11月上旬から収穫し、各家庭で1ヵ月以上の風乾を経て出荷する。
同センターの髙田章吾主任は「やや小玉傾向だが、おいしく仕上がっている。検査を徹底して、安定した品質の美里カボチャの出荷に励みたい」と話した。