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JA菊池管内で秋冬ニンジンの出荷が最盛期を迎えている。日量42トン(4200ケース=1ケース10キロ)を関西や中国、熊本に向けて出荷する。出荷は3月下旬まで続き、期間中3500トンの出荷を見込む。その後、春ニンジンに移行する。
JA人参(にんじん)部会では主に「愛紅」「ゆうべに」「紅ひなた」「TCH-711」「優馬」などの品種を、部会員60戸が約116ヘクタールで栽培する。JAでは安全・安心な「きくちのまんま」ブランド確立を目指し、安定出荷に取り組む。
JA南営農センターの岩木憲一センター長は「播種(はしゅ)時期の高温干ばつによるまき直しに悩まされた。11月の出荷が2週間程度遅れたが、12月には出荷量も回復し、その後は順調に出荷が進んでいる」と話した。
菊陽町のJAニンジン選果施設では、収穫された泥付きニンジンが集荷される。洗浄し、選別機で3LからSまで、大きさや形、品質で、11等階級に振り分け、箱詰めして市場の要望や用途に合わせて出荷する。生産者が個別選果した箱詰めは南営農センターで集荷する。