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JAくまのイチゴパックセンターで、作業が本格化した。3カ所合計で日量約7000パック(1パック250グラム)を処理する。1月下旬からさらに出荷量が増え、日量約1万4000パックを見込む。稼働は5月中旬までを予定する。
繁忙期の作業を軽減し、栽培管理を充実させ収穫量や品質を図り、所得増大につなげることが目的だ。高齢化や人手不足の課題に対応し、作付面積の維持にも努める。
JA中球磨選果場(あさぎり町)にあるパックセンターでは現在、生産者11戸が利用。コンテナで持ち込んだイチゴを従業員が出荷規格に合わせ選果・選別しながらパック詰めしていく。
担当者は「一番花のばらつきと炭疽(たんそ)病で収量が減っていたが、現在は平年並み。これから数量は順次増えていくため、灰色かび病などの対策を取って対応していく」と話す。
管内で1月上旬、イチゴ二番果の出荷が始まった。JAは昨年末までに中京、関西などへ約33トンを出荷している。