熊本の農畜産物

甘くて柔らかい「白ネギ」出荷最盛 JA菊池

2025.01.31
白ネギ出荷の箱詰作業をする隈部さん

 JA菊池管内で白ネギが出荷最盛期を迎えている。畜産が盛んな管内では、耕畜連携の良質な堆肥を使うことで、品質の向上を図る。品質良好で、甘味があり、柔らかいと好評だ。

 管内でも生産の盛んな菊池市旭志のJA野菜集荷所では、週3回日量400~500ケース(1ケース3キロ)を県内2カ所の市場に出荷する。

 同JA旭志葱(ねぎ)部会の工藤満雄部会長は「品質良好で、出荷量も増えてきた。2月は甘味が増し、一番おいしい時期となる。多くの人に食べてもらいたい」と話した。

 JA担当の吉良優輝さんは「出荷始めの12月は猛暑の影響で伸びきれない状況もあったが、年明けの1月中旬から生育も良く、伸びてきた。試食販売会などを開き、美味しさを伝えていきたい」と話した。

 就農7年目の隈部弘樹さん(36)は「ネギ栽培は4年目。面積を増やしたが、植付け時期の高温、少雨などにより収穫は落ち込んだが、単価高となったので乗り越えられそうだ」と話した。今後は作付けを増やし、出荷時期を延ばして5月までの出荷を目指すという。