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菊池高校卒業生に「だご汁」提供 JA菊池

2025.02.06
郷土の味「だご汁」を卒業生に提供した

 JA菊池女性部菊池中央支所加工グループ「お天馬会(おてんばかい)」は1月22日、県立菊池高等学校で、今春卒業する3年生にだご汁100食を振る舞った。だご汁には「郷土の味を忘れないで」と思いを込めた。同会は2006年から食育の一環として始まった。子どもたちへの朝食提供を目的に、毎年卒業前に開く。

 地元野菜がたっぷり入っただご汁は、材料もみそも全てお天馬会メンバーのお手製。「材料はみんな菊池産ばい。菊池の味ば忘れんでね」と愛情たっぷりのだご汁を生徒一人一人に手渡した。生徒らはだご汁を口にすると「おいしい」と笑顔だった。「もっと食べたい」とおかわりも続出。大なべはすぐに空っぽになった。

 同グループの坂本喜美代さんは「高校生の『おいしい』の笑顔がうれしい。郷土にある伝統料理や農産物に興味と関心を持ってほしいと続けている。菊池の郷土料理『だご汁』の味を覚えていてほしい」と話した。