
JA熊本市芳野筍(たけのこ)部会は2月上旬、初出荷を迎えた。品種は「孟宗竹(もうそうちく)」。初出荷は41ケース(1ケース2キロ)を集荷し、地元市場に出荷した。4月の出荷最盛期には日量3トンまで増え、同下旬まで続く。総出荷量140トンを目指す。
2025年産は表年に当たり、収穫量は多くなる見込み。ただ、イノシシ被害が年末から多く見られ、今後も影響が懸念される。
部会では25戸が栽培。JA熊本経済連が定めた出荷規定に基づき、3S~3Lの大きさを2キロ、4キロ、10キロ箱に選別して出荷する。
部会の内田公明さん(65)は「『筍(たけのこ)』は、竹冠にという字を書くように旬・四季を感じる野菜。少しずつ近づいてきている春を、この時期のタケノコを食べて感じてほしい」と話した。