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シンガポールからの旅行客がイチゴハウス見学 JA菊池

2025.02.26
イチゴを味わう旅行客

 JA菊池イチゴ部会は1月、シンガポールから農業体験ツアーを受け入れた。菊池市七城町の生産者の寿ファーム代表の前田寿英さんが、栽培管理やおいしさへのこだわりなどを話し「菊池いちご」をアピールした。参加者らは同部会のいちおしの「糖蜜使用こだわりいちご」の栽培を見学。前田さんの話を熱心に聞き入った。

 見学に訪れたのは、九州観光機構が企画した「九州の食を活用した高付加価値ツアー」にシンガポールから参加した12人。ツアーでは九州各県で食に関する体験をする。熊本県ではイチゴの他、八代市で晩白柚(ばんぺいゆ)の収穫体験などをした。

 体験会には同JAイチゴ部会の古閑信一部会長の他、JA農産担当者も参加し「七城のこめ」を使ったおにぎりも提供した。参加者は、おにぎりと大玉イチゴを食べ「おいしい」と笑顔を見せた。

 JA北営農センターの矢野博之係長は「海外の旅行客対応は初めてだったが、生産現場を見て味わってもらい、注文も受けた。部会では海外への輸出も行っているが、シンガポールへは送っていないので今後検討したい」と話した。