
JA熊本うき管内で2025年産のハウスキンカン出荷が本格化した。宇城市豊野町のJA東営農センターでは週2回、「完熟きんかん」約40ケース(1ケース3キロ)を出荷する。高齢化が進み栽培戸数が減る中、伝統あるキンカン栽培が続く。
25年産は夏秋の高温乾燥の影響を受け、やや小玉傾向となったが高糖度に仕上がった。出荷は九州や関東に向けて3月上旬まで続く。JA管内では、美里町の生産者2戸が約30アールで栽培する。
果樹特産課の松川剛志さんは「昨年の暑さの影響で、厳しい栽培となったが生産者の努力により、おいしいキンカンに仕上がった。自信を持って出荷していきたい」と話した。