熊本の農畜産物

春の大玉スイカ出荷本格化 JA鹿本

2025.03.06
次々と選果場に運び込まれるスイカ

 全国有数のスイカ生産量を誇るJA鹿本で2月28日、春スイカの出荷が本格的に始まった。4月下旬~5月中旬をピークに、7月上旬まで全国へ出荷する。2025年産の総出荷数量は142万玉を見込む。

 JAでは360人が287ヘクタールで栽培する。植木瓜類選果場(熊本市北区)では生産者5人が持ち込んだ大玉スイカ約3000玉を選果。主に関東、関西の市場へ出荷した。2月の寒波による低温で1週間ほど生育に遅れが見られたが、生産者の徹底した栽培管理で生育は良好。1玉約5キロ、糖度12度前後と品質は上々だ。

 JA園芸部会の前田博智部会長は「糖度、熟度とも最高の出来。丹精して作った旬の味をぜひ味わってほしい」と話した。

 JA産のスイカは「夢大地かもと」の統一ブランドで全国へ出荷する他、JAのオンラインストアやファーマーズマーケット夢大地館で販売する。