熊本の農畜産物

天草文旦収穫ピーク JAあまくさ

2025.03.07
天草文旦を収獲する荒木さん

 JAあまくさ果樹部会大矢野支部の荒木大和さん(46)の園地で、天草文旦の収穫がピークを迎えた。園地には爽やかで甘い香りが漂い、果実はL中心に仕上がっている。

 天草文旦は上天草市大矢野町で主に栽培される。荒木さんは、天草文旦を30アールで栽培。「2024年度は高温障害や春先の低温、少雨で例年より3割減と厳しい年となった。やや小玉傾向だが、香りも良い果実となっている」と話した。

 天草文旦の品種は「大橘」。県内では「パール柑」のブランド名で販売するる。厳冬期を越えて収穫することで香りが増し、糖度が上がり食味が良くなる。JAでは2月1日以降に収穫し完熟させたパール柑を「天草文旦」として販売している。

 部会は8日に開かれる天草パールラインマラソン大会に、参加賞として1600個出品して販売も行う。