
JA菊池管内でイチゴの出荷が出荷最盛期を迎えた。品種は「ひのしずく」「ゆうべに」「恋みのり」。日量9000~1万パック(1パック250グラム)を出荷し、5月中旬まで出荷量75万パックを見込む。関西・関東の市場に着くまで2日ほどかかり、到着時の状態を想定しながら入念な検査をする。
JAイチゴ部会は、エチレンガス除去装置を設置した予冷庫で4時間程度保存した後、パック詰めを行い、鮮度保持を図る。市場でも「新鮮で日持ちのいいイチゴ」として評価が高い。
古閑信一部会長は「定植期の猛暑で栽培環境は厳しく生育が心配されたが、2月の出荷量は平年並みに回復。5月までしっかり出荷したい」と話した。
矢野博之指導員は「出始めは収量が少なめだったが、食味良好で、収量も増えてきた。品質・鮮度にこだわった『きくちいちご』を味わってほしい」と話した。
部会員は41戸で、645アールを栽培。大きさと味を追求し、「きくちいちご」の一層のブランド化を目指す。輸出強化や特別販売品などで有利販売にも努める。