
JAあまくさ女性部牛深総支部は2月下旬、牛深市でミニデイサービスを開いた。コロナ禍などを経て、5年ぶりの実開催となった。同支部による高齢者支援の取り組みは約20年間続き、実開催できなかった期間は弁当を配布するなど活動を続けた。住民のつながりを強め、助け合える関係を築くことで安心して住み続けられる地域づくりに貢献する。
ミニデイサービスには17人が参加。同部員15人が健康体操や楽器演奏の他、参加者と一緒に懐メロを合唱した。昼食は同部員宅で取れた野菜や天草産の食材で作り、国消国産を意識した。
参加者の嵜本博子さんは「初めての参加でちゅうちょしたが、話したり歌ったりとても楽しかった。東京に住む息子に今日の様子をスマホで送ります」と笑顔で話した。
同部では学習会で「誰一人取り残さない」という目標を掲げる持続可能な開発目標(SDGs)や食料問題を学び、活動に役立てる。同支部長の井上初子さんは「今後も部員同士助け合いながら地域に寄り添った活動を続けていく」と話した。