
JA熊本うきイ草生産部会員で、宇城市小川町住吉地区の農家6人で構成している「小川草心会(そうしんかい)」は2月28日、市立河江小学校に出向いて、3年生に畳表を使った写真フレーム作りを指導した。
イ草の魅力を広めようと、今年で18回目の取り組み。児童約80人は、授業参観で訪れた家族と一緒に体験し、地元産のイ草の良さに触れた。
同町は管内で有数のイ草産地。同校を訪れた会員は実物を手に、イ草の栽培方法や畳表の生産過程などを分かりやすく説明した。児童らの質問にも丁寧に回答し、児童たちとの交流を深めた。そのほか、畳表を使用した座布団を生徒一人一人にプレゼントした。
同校では、総合的な学習の一環として毎年3年生がイ草について学んでいる。児童らは、用意された畳表の写真フレームのへりに千代紙を貼り、完成したフレームに気に入った写真を入れて楽しんだ。同会の奥村秀信会長は「フォトフレームや座布団を通して、地元の特産であるイ草に親しみを感じながら健やかに成長してほしい」と話した。