
JA阿蘇アスパラ部会は4月上旬、アスパラガスの出荷ピークを迎えた。ピークは4月下旬までを予定する。主な出荷先は九州~関東。2025年産は、出荷量870トン(前年比113%)、販売金額10億9000万円(同120%)を目指す。
25年度産は3月4日から出荷が始まり、10月下旬までを予定する。残寒の影響で、前年より半月ほど遅い出荷ピークとなった。品質安定のため繊細な管理が求められる。市場からは県内有数の産地として、シーズンを通した出荷量と品質の維持が期待される。
部会は、生産者95人(同98%)で栽培、総面積は約32ヘクタール(同103%)。平均年齢は40代と若手が多く、うち2人は新規就農者だ。
JA指導員は「販売額の達成には、病害虫防除の徹底など、部会全体でシーズンを通した安定出荷を実現できるかが鍵となる」と話した。